インパクトとか緊張感と言ったもののある写真とそうでない写真。
インパクトとか緊張感と言ったもののある写真とそうでない写真。
インパクトある写真を意識しすぎてか、不自然な色調の写真って多く見かけますよね。
特にデジタルカメラで撮り、気軽にPCで編集ができるものだから、容易にコントラストや色彩の編集ができちゃう。
撮影の現場で見て感じた記憶を写真で再現すると、「あーなちゃうのかな?」とも思う。
感覚は皆それぞれ違うものだから、それはそれでいいのかもしれませんが、あまりに押し付けがましい写真は、私は どうも見るのも撮るのも苦手です。
それとは全く別の次元の話しで、写真をプリントして人に見てもらうとなると、その鑑賞者に印象に残る写真であってほしいものです。
わざわざ自分の撮った写真に目を向けてもらうわけですから、記憶に残って貰いたい。それには、ひとつめは、インパクトとか緊張感と言ったもののある写真。ふたつめは、インパクトはあるが、緊張感のない写真なのではないだろうか。と思う。
インパクトとか緊張感と言ったもののある写真は、刺激的で、心に瞬時に突き刺さるわけであり、写真の中へと引きずり込まされていく。且つ、写真が訴えている全てを読み取ろうとじっくりと見入ってしまうのである。
もう一方のインパクトはあるが緊張感のない写真は、前髪を揺すり、耳をくすぐりながら、目の前を吹き去って行く心地よい風が吹き去って行くかのように、五感で感じながらそれもゆっくりとしたリズムで脳内へと伝わり、いつまでも、緩く記憶の中に留まっているのである。
日常の生活が仕事中心で動いているせいでしょうか、心休まる風景にひかれる時が多いですね。
自分が撮りたいものと、ひかれる風景とは一致するものもあれば、そうでない場合もあるものですね。