桐生市散歩 2
桐生の街中には、様々な壁の顔があって歩いていてとても楽しいです。
大谷石、レンガ、漆喰の白壁、木板張り、トタン板などとバラエティーに富んでます。トタン板は人工の金属板ですが、それ以外は天然ものですね。
天然素材の壁とサイディングの大きな相違点は、私は重厚感の違いを感じています。重力と言いますか、地面方向にしっかり重心を置きどっしりとして構えているか否か。
大谷石とレンガ積みのコンビネーションが面白い。 |
昨今の新築やリフォームの住宅の壁に多く使用されるようになったサイディングと呼ばれる人工的に天然石や木板をプリントで模したセメントを加工した壁。デザインは天然素材のフェイクと言ったところでしょうか。
サイディングと金属板の波板トタンの相違は、古くなってからの味が出るか出ないかの違い。
耐震性の問題で天然石やレンガを積んだ建築物は新たに建設することは非常に困難なこととなってしまいましたが、何百年もの時が経っても今尚現役で活躍中の建物はこの先も頑張ってもらいたいです。
因みに、レンガは「積む」。
(レンガ調の)タイルは「貼る」です。
大谷石積みの建物が多い桐生 |
先日TVで邦画を見ようとしたところ。それは昭和三十年代の時代設定でいきなり街が映っていたのですが、私がどうしても違和感があって、初めの5分と持たないで先を見ることができなかったです。それは、その頃にはまだアルミサッシの窓枠がなかったはずなのに、そこいら中の住宅の窓がソレだったのです。可笑しいでしょ。
勝手なことばかり申しまして失礼いたしました。