「 我らの時代 IN OUR TIME 」マグナム写真展 の図録が届いた。

 数日前から アンリ・カルティエ=ブレッソン 創元社発行のポケット写真集を見返していたら、マグナム写真家の面々の多くの写真が載っている写真集が急に見たくなり、古本屋サイトで注文したのが本日届いた。

 実際のところ、注文したのは写真集ではなく1991年の写真展の図録です。図録と言っても279ページに及ぶ厚いものだ。P.7ブレッソンからp.273まで写真が掲載されているからボリュームたっぷり。ほとんど多く有名どころで見たことのある写真ばかりですが、ページをめくればめくるほど鼓動が高鳴っていきます。
 (低血圧の人が塩分を摂る食事療法より、コレ見た方が健康的だったりして。)
紙質も悪くないです。というより好きな部類です。
  
 で、主催者とマグナム理事長の「ごあいさつ」で始まるのですが、のっけから脳内をシェイクされました。頭の中を整理したいので、その文面をコピーし、鉛筆でアンダーラインを引いったのですが、ほとんどの部分がそれだらけとなってしまいました。(笑


「 我らの時代  IN OUR TIME  」マグナム写真家集団
結局ほとんどがアンダーライン状態になってしまった。


   私の備忘録として、以下にその文章の一部のみ抜粋し記しました。

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我らの時代  IN OUR TIME  」マグナム写真展 
19916 Bunkamura ザ・ミュージアム
展覧会図録 279ページ

  マグナムとは 普通の瓶にくらべ2倍入る酒瓶に由来し、「何よりも大きくて凄いもの」ーを目指して名付けられました。……

  この写真展の開催にあたりマグナム評議員のフレッド・リッチン氏が「40年にわたる彼らの多様で創意に富んだ洞察の数々は、写真史上最も貴重な遺産となるであろう」とかたっている。
                       「ごあいさつ」 1991年主催者 から抜粋

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  マグナムの創始者であるロバート・キャパ、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ジョージ・ロジャー、デーヴィット・シーモアは、30年代のパリ、第2次世界大戦、パリ解放などを通じて知り合いました。彼らは危険をともにし、酒を酌み交わし、語り合ったのです。
 カルティエ=ブレッソンによれば、「我々は写真の話などいっさいしなかった…… 技術的なことも、写真のよしあしについても。そんなことよりずっと興味深い、世界の状況についてよく語り合ったものだ」

  写真家は自分の撮った写真に最終的な責任を負っている。写真は創作に基づくものではなく、つねに事実に忠実にあるべきであり、なおかつ、高潔でなければならない。
戦争、飢餓、喜び、祝典などを取材する写真家は、現場から何千マイルも離れたオフィスにいる人間の気まぐれに従うべきではない。
            「ごあいさつ」マグナム理事長 バート・グリン から抜粋

「 我らの時代  IN OUR TIME  」「 我らの時代  IN OUR TIME  」マグナム写真家集団
「 我らの時代  IN OUR TIME  」の古本屋さんのネットサイトで購入した。
写真展のチケットの半券が入っていたのも興味深い。


「 我らの時代  IN OUR TIME  」写真展図録
「 我らの時代  IN OUR TIME  」写真展図録より

「 我らの時代  IN OUR TIME  」写真展図録より
「 我らの時代  IN OUR TIME  」写真展図録より

本日は珍しく長文になってしまいました。
次回もこのネタかな。


               「晴れ ときどき 写真。」
            http://tokidokiphoto.blogspot.jp