徳島行きのカフェリー内にて(過去のメモより)

30年ぶりのカーフェリーひとりバイク旅

 梅雨の合間を狙って6月中旬に四国へ向かった。

あいにく台風2号も梅雨のすきを狙ってやってきた。

有明から徳島へ向かうカーフェリーは台風2号とは太平洋上ですれ違う。

出航は一時間遅れとなるアナウンスもあったが、定刻の午後7:30出航。カーフェリーの浴室でそれを向かえた。


 四国へは自走かカーフェリーかの二者択一で、後者の体力的に楽な方を選んだわけだ。費用的には多少カーフェリーの方がお高くつく。所要時間は2倍ぐらいはカーフェリーの方が多く掛かる。四国へ辿り着いた時に疲労困憊では本末転倒ですからね。

 カーフェリーの旅は昨年の友人3人の北海道以来の約1年ぶり。カーフェリーひとり旅はいつ以来かな?車で北海道を訪ねたのが7.8年ぐらい前ですかね。オートバイでは30年ぐらい前なのかな。



オーシャン東九フェリー カーフェリーの旅 トライアンフ ボンネビル
東京(有明)から徳島へ向かうカーフェリー





ひとりでバイク旅が出来るようになった今日この頃。

  時間と追いかけっこしないで旅して良い環境になった。はず。

だけど、好きに旅に出掛けられるのはあと残り何年なんて考えると、時間と追いかけっこの環境は変わらない。ましてバイク旅なんてね。


 徳島までのカーフェリーは食堂がない。自動販売機にレンジでチンする食事や唐揚げなどのつまみなどが販売されているんだけど、

 平日のせいか人気のない航路のせいか知らないが、空いていてスッキリ静かだし。

 昔のカーフェリーの大広間って雑魚寝でしたよね。今は違う。寝台列車の2段ベッドよりはるかに個室的。個室借りなくても全然オッケー。

 カーフェリー内での時間の使い方を考えないといけないな。今回のこのカーフェリーはWi-Fiの設備がないし、通信の電波が入りにくくスマホのアンテナはようやく1本立てば良い方で、圏外になる時も頻繁にですから。

乗船時間は19時間ジャスト。内睡眠時間は7時間ほど。

 読む本を持ってくればよかったですね。映画でもスマホにダウンロードしておくのも手ですね。




本州最南端の潮岬から紀伊水道へ入っていきます。





 会社の業務を思い切って縮小したから、こんな事考えるようになったし、そんな時間ができた。

船内から見える景色は南を見ればずーと太平洋。北はずーっと本州の大陸と連なる山々。

 先ほどは、一ヶ月ほど前に訪ねた伊勢神宮のある伊勢志摩辺りを通り過ぎ、今は本州最南端の潮岬近く。この岬を過ぎてからは一気に進路を北に変えいよいよ紀伊半島の西側に回り込み四国が西側に徐々に見えてくるんだろうと。

沖はいたって波は静かで、さして船も揺れていないが、潮岬あたりに打ち付ける波は白波を立てている。



2023年6月12日〜13日 (記)





「晴れ、時々写真。」