昨日の休日は、久しぶりに、川越の街を散歩した。 遅めの朝から昼ごろまでと、夕方から夜8時ごろまで、写真撮ることが目的で、散歩してきました。 居宅が川越に有るものですから、何も「川越散歩」と言う程のものでもなく、ご近所の散歩と言う感じですね。 川越の街は、晴天はもちろん、曇天、雨天の時でも、カメラを向けたくなり被写体はたくさんあります。 蔵造りの街並みや寺社仏閣や昔懐かしい家々など。 建物に関しましては、スクラップアンドビルドの風潮のある日本の建築界ではあります。 ひとつの「建物」だけ見れば、素晴らしい建築物は、国内にはたくさんあるでしょう。また保存がなされているものも多数あります。 しかし、集合的に「街」を保存して行くことは、その街の伝統と歴史を外部に発信する事に繋がっています。 例えば、私たちが、海外に旅行に出かけた時に「町・街」を意識しているはずです。意識しなくとも、無意識に感じ取っているはずです。海外でなくとも、国内でも見知らぬ土地を訪ねたときでも、 「ここは、街が整っていて、住民の自分の土地を大事にしている場所だな~」とかその反対の印象を受けることもあるでしょう。またその土地の文化やならわしまでも感じ取ることもあるでしょう。 建物には寿命があります。まして日本は地震により倒壊する危険性を多分に含んでいます。 しかし、災害を受けるのは日本だけに限ったことではありません。戦争であったり、大火災であったり、大洪水であったり、ハリケーンであったり、歴史的に振り返れば、やはり各地で災害が発生し、建物を作り替え、街を再生したりしてきています。 当の川越の蔵造りの景観は、度重なる大火がもたらした故の姿なのです。 火事が原因で街並みの景観ができるなんて、まるでロンドンの街みたいでしょ。 とりとめのない話しになってしまいましたが、外国の方が日本にきて、「いい国・町・街ですね。」 と言ってもらえると、嬉しいな ということです。 旧家屋を積極的に保存と再生して行く川越の姿勢は、世界に誇れる街となっていくとを期待してい...