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濃密な文庫本の片岡作品。

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 「ぼくはプレスリーが大好き」片岡義男著 昭和49年初版発行 約300ページの文庫本。  人口密度ならぬ文字密度が高し。改行少なく余白も少ない。  内容も濃く 1920年代頃より戦後のアメリカでの音楽の系譜をずーっと語られている。書き溜めていたメモは まさに Blowing the mind (心の爆発)によって記されているのではないだろうか。  片岡義男の小説を先月の中程から読み始め、スイスイと読み進んでおり、すでに6冊ほど読み終えているのだが、 この「ぼくはプレスリーが大好き」は数日かかってまだ70ページしか消化していない。  今のところ、エルビス・プレスリーの登場場面は少ない。プレスリーが一躍有名になる時代背景を長々と読んでいるような感じ。  これ小説っていうより戦前から戦後までと言ったアメリカ音楽の時代考証ものなのかも。 アメリカ音楽はほぼほぼ知らない私ですが、それでも面白いのは片岡義男の力量なのでしょう。 「晴れ、時々写真。」 http://tokidokiphoto.blogspot.com

片岡義男の世界に浸かる。

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60オーバーに甘い罠。  片岡義男のストーリーと私の生活とのギャップ。その非日常感がたまらなく、片岡の世界の甘くとろける夢の世界へと誘ってくれる。60オーバーになっても、今なお男の心に入り込んでくるハニートラップのようだ。  いつの間にかストーリーが始まり、いつまでも続く終わりなきストーリー。文字の羅列はとっくに終わっているのに、脳内では心地よく穏やかな海の波の音と情景のようにストーリーが続いていく。  初めに片岡義男の小説に出会ったのは大学生の時だった。「彼のオートバイ、彼女の島」これが一番最初だったかな。  それ以降は「ボビーに首ったけ」「幸せは白いTシャツ」....。 増殖しちゃいました。  片岡義男の小説ってどれもこれも絶版なんですよね。今になってもっと読みたい衝動に駆られて、中古本を手に入れています。なんだか楽しいです。読むことももちろんですけど、取集することも。  最近まで手元にあったのは若かりし時に購入し、かつ処分せずに残っていたのが3冊だけ。それが今や、(Wって購入しちゃっている本もありますが)全部で46冊なり。中古本だから日焼けしているし汚れているけど、これらがずらーりと並んでいる書庫を眺めるのも爽快です。   スタバで片岡義男の世界に浸かる心地良さ。 「晴れ、時々写真。」 http://tokidokiphoto.blogspot.com