満開の時期を逃してしまいました。福島県富岡町
今年で2回目の福島県富岡町の夜ノ森の桜お花見。
今年は残念ながら、満開の時期を逃してしまい見頃は過ぎて花見客も少なかったです。
とは言うものの、原発事故の被害をまともに受けた地域の住民と関係者が、復興に向けて動いていることが感じられたのが、ホッとします。
富岡町や浪江町、楢葉町などを幾度も訪ねてはおりますが、住民の方々が集まった息吹のようなものを感じられるのは、こう言ったイベント以外には3.11の追悼式とお盆の花火大会ぐらいなものですので、それではあまりに寂しいものです。
福島県双葉郡富岡町 夜ノ森の桜 |
当たり前ですが、人がいなければ町・地域が成り立たないわけで、原発の被害を受けた事に全く関係なく、東京への一極集中はますますその傾向は強まり、国内にはいくつも過疎化で村の存続が危ぶまれている所があります。
福島県双葉郡富岡町にて |
第一原発が富岡町より離れた隣りの楢葉町は復興住宅の建設が訪ねる度に増えているのには驚かされます。その又隣りの広野町では、ロボット工場の拠点にしようと計画が上がっていたりします。
富岡町や双葉町、浪江町はまだまだ、帰還困難区域に指定されている地域とガッチリ遮断されたゲートと今後数十年向き合って行かねばなりません。
私の住んでいる埼玉県から車で僅か4時間も掛からない場所に、放射能汚染によって人の立ち入り禁止区域があると言う現実は信じ難いですが現実です。
福島県双葉郡富岡町夜ノ森の帰還困難区域のゲート |
福島県双葉郡富岡町夜ノ森の帰還困難区域のゲート |
福島県双葉郡富岡町 富岡保育所の現在 |
福島県双葉郡富岡町 富岡保育所の現在 |
ダンプの往来が激しかった富岡駅付近も、ここの所ようやく富岡町の海岸線に近づけるぐらいになったり、ホテルや駅併設の売店と食堂が開業したりと、町が動き始めているようです。
富岡町から福島第2原発方面を望む |
ようやく富岡の海岸に近付けるようになりました。 |
ただ、一方、正直な話し、前回にも話題にしましたが、震災前にもなかったような大規模なインフラ整備が地方自治体の維持管理の圧迫にならないのかなと毎回訪ねる度に素朴に疑問が湧いてきます。
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